第一回ワールド菊花大会審査結果

ワールド菊花大会グランプリ作品 「岸の北極光」 YAMATO-1205さんの作品
準グランプリ作品 「盆養三色咲き 椿 さんの作品
「ダルマ金越山 」 赤星君 の作品
「福助泉郷富水」 植える花夢作品
優秀賞の作品 「スプレー菊、サンシャイン」 おばピーさんの作品
「東海の祝杯」 椿さんの作品
「泉郷墨絵」 とっさん0456さんの作品
「福菊、エンゼル」 おばピーさんの作品
入賞 「港南の錦」 佳栞園 さんの作品
「国華金山」 sakuraso さんの作品
「清見の入船」 ビギナー さんの作品
「国華寿詞」 さっち君の作品
第一回ワールド菊花大会の審査について

第一回ワールド菊花大会
グランプリ作品

「岸の北極光」 YAMATO-1205さんの作品

黄色の地に赤の刷毛目模様が綺麗に出た大変立派な一文字です。

この作品はダルマ作りの1花を写されたものですが、YAMATO-1205さんの日記を拝見すると、ダルマの作りも見事で、出品された大会では、花弁が十六弁でないと言う理由で順位を下げられた様ですが、玉光院や岸の北極光は弁幅が広く深く、十六弁にして仕上げるとかえって見栄えが悪くなりますので、十四弁以上なら差し支えない審査基準に日比谷や全国大会ではなっています。

一文字の中でも岸の北極光は特に作るのが難しい菊です、それは蕾が出来る頃までの栽培時期には強い日差しに当たると葉が焼けてしまうことが多く、蕾が出来た後は、直射日光に当てないで、ビニール屋根の下などに取り込むと、黄色の花になって、赤い色が出ないからです。

全国大会でYAMATO-1205さんにお会いした時まだ審査発表前だったのですが、もし大会に写真の状態で出品したら、1〜2位に必ず入ると言いましたが、今年の種目日本一よりはるかに良い花でした。

ぜひこれからも、菊つくりと、人柄がにじみ出ているホームページを頑張って続けてください、楽しみにしています。
「第1回ワールドチャンピオンおめでとう」

準グランプリ作品

「盆養三色咲き」 椿 さんの作品

「これは接ぎ木で作られたのですね」と興味を示されたので、「上村先生の本の咲き分け作りと言うのを見て作られたそうです」と言うと、「なかなか接ぎ木したものは3本の高さを揃えるのが難しく大変良く出来た作品ですね」と大変感心されていました。

菊作りの楽しみの一つに、見てくれる人を驚かしたり、感動させたりすることがあり、全国各地の菊花展には、そのために1年中大変な労力と、努力を重ねた、「大懸崖」や小菊の「五重塔」などや、「千輪咲き」などを作り出品される方がいます、文字通り「菊つくり、菊見るときは、影の人」なのですがそのような心意気が、日本の菊文化を支えているのだと思います。

「ダルマ金越山 」赤星君 の作品

赤星君ご本人のコメント「片道10時間を超える千葉大会からかえってきました くたくたになった私を迎えてくれたのが 連れて行ってもらえなかった金越山のダルマです きれいに咲き上がった姿を見た瞬間とても愛おしく感じました」
にあるように、旅の疲れや、気疲れ等も、菊は優しく癒してくれます、もちろん菊を作る時の重労働や気苦労なども、今育てている菊が綺麗に咲いた時の姿を想像しながら作業していると苦にならなくなります。

このダルマも、綺麗に咲きあがっていますので、昼間の間接光で、正面から写真のアングルを考えて、晴れ姿を写して上げたかったですね。

とても良く出来たダルマです。

「福助泉郷富水」植える花夢作品

主催者である、植える花夢がエントリーすることはいかがな物かと思ったのですが、審査にタッチしないと言うことで、毎年この大会で上位入賞を目指して菊作りを頑張りたいと思います。


優秀賞の作品

「スプレー菊、サンシャイン」
おばピーさんの作品

愛らしい花で、「大丁子咲きの花を数多く咲かせるとこんな風になるのですか?」とたずねられ、「スプレー菊のようですよ」と答えたのだが、いたく気に入られたようで、「綺麗な菊ですね」としきりに、もう一つの花「エンゼル」と眺められていた。

最近展示会では一般の大菊よりも、スプレー菊や、大丁子菊、そして一文字、美濃菊などが人気で、特に女性のお客さんが苗を欲しがるようです、ガーデニングブームの昨今、展示会のあり方にも工夫が必要ではないかと思います。

おばピーさんには、ぜひ来年も華やかな菊を沢山作られて、多くの方の目を楽しませていただきたいと思います。
「東海の祝杯」
椿さんの作品

まだ若い花だが、無手入れの花にしてはとても花弁が整然と綺麗に組んでいて、良く出来ています。


「泉郷墨絵」
とっさん0456さんの作品です 

弁捌きが良く三花が良くそろった作品です。
満開を少し過ぎていますが、力強い弁が大変印象に残る作品です。
「福菊、エンゼル」
おばピーさんの作品

同じ優秀賞にスプレー菊と2点選ばれましたが、大丁子菊の名花「元禄丸」や「金光丸」そして「赤星」などとは又、趣の違った花弁の美しさがストレートに伝わる菊ですが、写真のアングルにもう一工夫欲しかった作品です。

入賞

「港南の錦」
佳栞園 さんの作品

最近作られている方が無いと思われていた大変珍しい「名花」でぜひ来年組みの良い花を咲かせて是非又ご応募お願いいたします。
太花園が無くなった今、菊愛好家自らが何とかしないとコンテストで入賞する花以外数年でなくなってしまうのでは無いかと、危惧されます、ぜひ苗を無くさないでください。

「国華金山」
sakuraso さんの作品

ご自分で初心者の作品として投稿された福助作りですが、素直に咲き出しているので、この写真を撮られた1週間後ぐらいにはきっと大きな花になっただろうと想像できます。
来年は、もう数日挿し芽を早くして、葉を4〜5枚多く付けるようにするとよいと思います。

「清見の入船」
ビギナー さんの作品

今年初めて菊つくりをされたビギナー さんには、沢山ご応募いただきとても感謝しています。

厚物の盆養の国華隼人や、その他の盆養も、初めての菊つくりとは思えないほど三枝の高さ(天、地、人)のバランスが良く取れていて、大変立派に作られています、花を見て几帳面なお人柄が分かるような気がいたします。ただ送られてきた写真の画素数がとても小さくこの上の画素数で(119キロまで)送られてくるとA−4版に焼き付けた時綺麗に見えたと思います、ぜひ来年も菊作りを楽しんでください、来年はきっと色々な苗をお送りします。

「国華寿詞」
さっち君の作品

今年から菊つくりを初められたとの事ですが、盆養などと比較すると、1本仕立ては、施肥管理がベテランでも難しく、写真の菊も花弁の所どころに、とげが出ていますが、肩の張った良い花です、来年は肥料を少し少なめにして、もう少し早めに止め肥を施すとよいと思います、後ろに写っている一文字も咲きあがった写真を見てみたかったですね。


第一回ワールド菊花大会の審査



第一回ワールド菊花大会の審査をしていただくために茨城県牛久の上村遙さんの菊栽培場に伺った。

栽培場の北側の日陰の場所で厳正な審査をしていただく。

写真は審査中の様子です。
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